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THE VICINITY OF IZUMO

2024年5月13日月曜日

十割そばを食べる

冷蔵庫にあったワケギ、これをどうしようかと考えましたがそばの薬味にすることにしました。さっそくそばを買いにコスモスへ行き、そこで目についたのがそば粉100%の十割(じゅうわり・とわり)そば、3人前で300円しませんでした。値段からして輸入した蕎麦の実を機械で製粉・製麺したものだろうけれど、食べた感じとしては十割だけにそばの風味が強くおいしかったです。

ところでこれの隣にもっと安い「出雲そば」が置いてありましたが、原材料表示を見ると筆頭が小麦粉。そば粉の含有量が30%以上ならそばと呼んでも良いそうですが、筆頭に小麦粉がくる場合そば粉の含有量は50%以下なんだそうです。これぞまさしくそば色のうどん、いくら安いとはいえ日本3大そばのひとつである出雲そばを名乗るんだったら、もうちょっとちゃんとしたものを作って欲しいですね。

それと最近よく聞く出雲そばの食べ方について。出雲そばと言えば「割子そば」ですが、一枚目にツユをかけ、食べ終わったら残ったツユを次のにかけてっていう食べ方がそば屋でもネットでも当たり前になっています。まあツユが足りない分は新しいのを足せばいいけれど、この食べ方ではツユ自体がだんだん粉っぽくなるので、おいしく食べられるのはせいぜい二枚目までです。

ワタシが昔から知っているのはたっぷりと提供されるツユをその都度割子にかけるやり方で、普通の人はひらがなの「の」の字、通はそばの風味を味わうためカタカナの「ノ」の字にかけて食べるというもの。ワタシの場合「の+ノ」ぐらいかけますが、割子ごとに新しいツユをかけた方が美味しいに決まってます。ただ今はSDGが提唱される時代、こんな贅沢?な食べ方ではいけないのかナ。

余談ですが
現役時代に勤務していた東部高等技術校では毎年仕事納めの日に互助会から割子そばが出されていたんですが、ワタシそれを最高で14枚食べたことがあります。その時はもう一生そばは要らないって思いましたが、まあ実際3日も経てばまたいくらでも食べられるようになります。

今回ツユは出雲そば風に作りました。そば猪口には好きなワケギをたっぷりと。

買ったのはこれ、長野県のメーカーでした。